工藤凉月 2007-11-4 23:11
【分享】ふしぎ工房症候群 EPISODE.6「クリスマスの出来事」原文听写(更新完毕^_^)
[size=4][color=red][b][i]请大家慢慢欣赏某人最爱的三木大人演绎的不思议工房系列故事吧~~~^_^houn117 houn107 [/i][/b][/color][/size]
Track1:prologue
日常で起こる些細で不可思議な出来事、それが人の思考と行動に与えていく過程と結末を知りたいとは思いませんか?この物語はあなた自身の好奇心と願望に基づいて構成されています。ともすれば妙として終いがちのいつもの風景の中に、あなたが不思議工房を見つけることをできるようにお手伝いしましょう。
Track 02 : 天使の羽
町並みが冬景色へと変わっていく。風が肌を突き刺すように冷たくなってきた。コートの襟を立て、ゆうちえその人々の姿が忙しなく見える。その光景を漠然と眺めていたら、ぽつり、と、顔に冷たいものが落ちてきた。見上げると、空に白い結晶が舞っている。それはまるで天使の羽のようにキラキラと美しく輝いていた。「雪だ。」すると、街頭のイルミネーションに灯りが点った。道の両側をずっと奥に向かって流れていく樅の木を肩取った光の上しつに思わず足を止める若いカップルの姿もある。そう言えば、もうすぐクリスマス。今年は素敵なイブを過ごせますように僕は天使に願いをかけると、イルミネーションの中を書き分けるように進んだ。今夜の僕は少しばかり感傷的だ。普段なら職場の仲間や後輩連中と飲み焼かすことが多いが、気付くと、今日は一人だった。皆それぞれに予定があるだろうから、そんな日があっても可笑しくない。むしろ、この年になって、いつでも仲間たちと行動を共にしているほうが不自然かもしれない。だから、今夜の僕は一人であることを噛み締めている。冬だからとも思う。寒さは体にばかりか、心にまで凍みてくる。クリスマスのように心温まるイベントもあるが、それを遠くから眺めていると、尚更心が冷えてくる。今夜の僕は自分を寂しいと感じている。孤独だと感じている。そんな理由も分かっている。
Track 03 : 孤独感
僕は決して内気で孤独を好むタイプじゃない。自分で言うものなんだけど、結構みんなに頼られる存在だったりする。仕事ではリーダー格であり、良き先輩として指導に当たっている。生活においても個人的な相談を持ち掛けられることが多い。些細なことでも趣味になって話を聞いてあげる。そして、「お前ら、もっと自身を持って行動しろうよ。」と、言ってやることが常あたりする。アドバイスだけじゃなく、実際に手を貸して上げたりもする。結果、僕は自分の時間を多大に消費してしまうことになるは、それもいたしかために、みんな僕を慕ってふれるし、それを誇りに思っている。僕はみんなにとって頼れる兄貴のような存在なんだ。でも。皆勘違いしていることに気付かない。僕は世の中の全てを知っているわけじゃないし、なんでも解決できる能力を備えているわけでもない。ただの普通の人間なんだ。いつの間にか虚勢を張って、自分の悩みをの人に打ち上げられない間存在になってた。時々沈んだ顔をしていると、後輩たちが心配そうに寄ってくる。「大丈夫ですか?疲れているじゃ~いつも迷惑をかけているし~」
そんな時、僕は決まってこう答えてしまう。「いや、大丈夫だ。俺はお前たちの力になることが嬉しいんだ。支える側にいることが幸せなんだ。だから、これからも何でも言ってくれ!」頭の片隅でお前は馬鹿だという声が聞こえてくる。本当は違うくせに。実際に人の役に立つことは喜びだけれど、本当の僕は支えて欲しいと願っている。支える側にいれば、いつか支えてもらえる。しかし、それは幻想でしかないのでは、と、考えるようになった。支えることに一生懸命だと、皆はそうが当たり前だと思うようになる。甘えられる相手がいれば、ベッタリ甘えしまうから。それが人間って言う者なんだ。やっと分かってきたんのに、今の自分ではどうにもならない。もっと素直に助けてくれ、相談に乗ってくれと言いたいけれど、それだけできない自分を作り上げてしまった。見得を張って生きている自分。だから、一人でいると、ふと孤独感が募る。実は孤独に弱い自分がいる。
Track 04 : 見えない壁
学生の頃、すごく好きな女の子がいた。四年間もずっと思っていた。なのに、僕はずっと友達のふりをしてきた。彼女が僕を「親友」と言ったから。彼女の最初の彼氏は僕のサークルの先輩だった。次に僕の友達、最後には僕の後輩と。いつかは僕に気付いてくれる、そう信じていた。だけど、もう限界だった。やもなく彼女とは距離をおいたが、それでも、「あなたが一番の大切。」と言われて、その後も、暫く友達の関係を続けていた。まったく、女ってやつは分からない。「こんな中途半端の関係はこれきりにしよう。」それをはっきり言えない僕は意気地のしだったは、自分が傷つくのは怖かった。慣れない難破をしたことがある。友達に頼まれたからだ。僕は勇気を奮い起こして、女の子に声をかけた。振り向いた彼女はオドオドすれ僕に笑顔を向けてくれた。僕は一遍であの子を好きにしまったけど、そんなことはおくびにも出さず、努めて冷静に彼と彼女の中を取り持った。友達も失いたくなかった。女の子に恋愛の相談をされることも多い。僕は真剣に話を聞いて、アドバイスをしてあげる。「男っていうのはこういうもんさ!」と、何もかも知ったふうな顔をして、馬鹿だなって思う。格好つけ過ぎなのかもしれない。正直言って、この年になるまで、彼女がいない。結婚がもんだってあるし、子供も欲しい。見た目も性格もそんなに悪いではないと思う。だけど、ある時、古い友人が連れてきた彼女に言われたことがある。「壁があるようで、ちかよいん難い。」と。そうなんだ。僕は知らず知らずのうちに見えない壁を作り、外側に内側とは全く異なる世界を気付いてしまったのだ。臆病な自分を守るために。「誰か僕の側にいてくれ!」心の中でそう叫んでいる自分がいる。「素敵な女性とイブを過ごしたいなあ。」一人でいると、つい本音が口を突いて出る。いつのこんなに素直だったらなあ。
Track 05 : ふしぎ工房
イルミネーションを抜けると、町はいつもの風景に戻っていた。もう雪も止んでしまった。まるで夢が終わってしまったかなように気さえしてくる。住宅かえの中をトボトボ歩いていると、いつの間にか道に迷ってしまった。「可笑しいなあ~」いつもの通い慣れた道なのに、と思っていると、見られない看板が目に飛び込んできた。といたに振れて殴り変えたの文字で「ふしぎ工房」と書かれてある。看板の周りを見渡すと、何の変哲もない木造の一軒屋があるだけだ。入口と思われる引き戸に目を外すと、張り紙らしきものが見えた。「ご自由にお入りください。」とある。何だ、こりゃ?何だか見てはいけないものを見てしまってような気がして、足ばいに立つ去ろうとしたら、足下で猫の声がした。視線を落とすと、小さな黒猫だった。子猫がまた鳴いた。如何にもよってけと、言わんばかりに。もう一度看板を見てみる。何だか心が温まるような不思議な感覚に身を包まれた。体が冷えている。ここで少し暖まっていくこともある。僕は好奇心に掻き立てられるように引き戸に手をかけた。
中はがらんとした倉庫のようだった。部屋の中央に大机があって、そこに座っている老人の姿が見えた。老人は僕を見るなり、前においてある椅子を勧めた。僕は引き失せられるようにして、そこに腰を下ろした。「ご注文は?」静かな口調だった。僕は却って慌てた。「い、いや、『ご自由に入ってください』と書いてあったから。」老人は眼鏡の縁を片手で持ち上げて、僕をじっと見据えた。「その通りですが。」部屋をグルリと見渡しても、何を預かっているのかさっぱり分からない。「だけど、何を注文していいか分からないじゃないですか?」「ここでは幸せを売っております。」「幸せ...ですか...?」老人の言葉にハットした。幸せ?僕の幸せとは、一体何だろう?幸せという言葉が僕の頭の中でぐるぐると回転し始める。僕は別に不幸だったわけではない。職場の仲間たちに囲まれて、それなりに人生に行きがよ感じている。ただ、ただ~老人が僕の目をのぞき込む。何もかも見尽かされようで全身が強張った。「寂しいんです。」僕の口から本音が溢れた。自分でも意外だった。人の前でこんなに素直になれるなんて子供の頃以来なかったことだ。僕は自分の思いを一気に吐き出した。「恵まれていない人に比べれば自分は十分に幸せなことは分かっています。だけど、あまりに今の自分が自分でないために、年をらく孤独で不安なんです。素直な自分を出せないんです。こんな僕にだって支えてくれる人が必要なんです。」僕の意味不明の話しをじっと聞いていた老人は今度は優しい声で言った。「あなたが幸せにならないと、周りの人も幸せになれませんよ。」衝撃だった。僕は周りの人間を幸せにしていると勘違いしていた。本当は皆が僕に気をづかっているかもしれない。僕が壁を作っていることを実は皆していて、逆に苦労を駆けているかもしれない。だったら、だったら、今までの僕は~愕然としていると、老人が紙と鉛筆を差し出した。「さあ、これ。」なんの変哲もない白い紙に見えたが「注文書」と書かれていることは分かった。僕は躊躇のそこへ書き込んだ。「僕を支えてくれる彼女が欲しい。」と。「承知しました。」老人は注文書を控えと、「請求書」と表が記された封筒を寄越した。「請求書」?どんなシステムだろうとふいに手をかけたら、老人に止められた。「後払いの成功報酬になっております。」「成功報酬?あの、それはいつ...?」「イブになったら封を開けなさい。その時に、お代をいただきます。」老人に促され席に立つと、僕はふしぎ工房を後にした。
今天先发到这里,剩下的晚点再继续发上来~~~华丽地飘走~~~~houn109 houn111 houn121
[[i] 本帖最后由 工藤凉月 于 2007-11-9 20:00 编辑 [/i]]
工藤凉月 2007-11-6 20:58
今天更新到第7音轨~~~~houn116 houn106
どうぞゆっくりご覧ください~~!!!houn121 houn121
Track 06 : 出会い
僕は夜道を歩きながら、ふしぎ工房での出来事を今更ながらのように無駄がっていた。あれは本当に現実だったのだろうか?夢ではなかったのだろうか?つい本音を吐いてしまったが、あまりにも非現実的な話だ。彼女が欲しい言いなんて注文を出す僕は馬鹿げている。あれこれ考えて見たが、ポケットに注文書を控えと、請求書がある以上現実にあった出来事であることを疑う余地はない。騙されているとも考えられる。請求書の中身が気になって、それに手をかけようとしたところを、前方で突然ドンという鈍いが飛ばして、次に走る去っていくバイクの声が聞こえた。とっさに事故だと思った。慌てて駆けつけると、若い女性が倒れていた。「大丈夫ですか?しっかりしてください!」女性には意識がなかった。僕は急いで救急車を呼んだ。「しっかりして!」僕は何度も女性に声をかけた。彼女はきっくりとも動かない。遠くからサイレンの音が近付いてきた。彼女の怪我は比較的軽傷だった。バイクに撥ねられていたショックで意識を失っていたらしい。病院でほっと胸を撫で下ろした矢先医師から聞かされたことに僕は言葉を失った。「彼女はこの事故の行為書で記憶喪失になった。」と、今は自分の名前すらも思い出せないらしい。彼女は所持品の一切を奪われていたから、すぐには身元が分からないということだった。彼女はふうにも引ったくりになった上に、記憶まで失ったのだ。病室を訪れると、窓の外をぼっと眺める彼女がいた。解りの下で見ると、びっくりするほど美人だった。青さめて深く自然だ表情が却ってその美しさをきわただせていた。ふいに彼女が僕に気付き、「ありがとうございます。」と言って頭を下げた。僕に助けられたことは医師から聞いて知っているらしい。「え、いや、大事にいたなくて、本当によかったです。」僕の言葉に彼女は会釈した。ほんの少し口元を綻ばせただけだったが、僕には天使の笑顔のように思えた。彼女の記憶が戻るでも少しでも力になってやろう。この時、僕はそう心に決めた。
Track 07 : 変化
次の日から、仕事の合間をぬって、できるだけ病院に顔を出すようにした。もどもど軽傷だったから、彼女の体力はすぐにも回復した。ただ記憶が戻らないことで、彼女はずいぶんと苦しんでいるように見えた。病院の庭を散歩している時、ふと彼女がこのまま記憶が戻らなかったらどうしよう、と呟いて涙を溢した。僕は慌ててそれを打ち消すように明るく振る舞った。「そんなことないって、絶対記憶が戻るから。それまでゆっくりしてればいいよ。とにかく、焦っちゃうだめ。ねえ、元気を出して!」彼女も「そうよね。」と言って微笑んだ。作り話題だとは思うが、僕は彼女の笑顔が好きだった。彼女の笑顔が見たいから、僕はここにいる。そう言ってもいいかもしれない。彼女を病室に送り届けてから、僕は外のベンチに腰を下ろして物思いに耽った。不謹慎かもしれないが、今の僕は幸せを感じている。頭の片隅に彼女の記憶が戻ることを恐れている自分もいる。それを振り払うように首を振ってみるが、その考えは頭を離れない。「もし記憶が戻らなかったら、」声に出して言ってみると、より現実感が増して、自分を責めたくなってくる。その言葉の先に、僕が面倒を見るからそれでも構わない、と言っているもう一人の自分がいる。「はあ~」思わず溜め息をついて、病室を見上げる。すると、窓際に立って手を振っている彼女の姿が目に映った。僕も手を挙げて答える。「はあ、さてっと。」僕はベンチから腰を持ち上げると、病院の外へ向かって歩き出した。今そのことを考えるのは止めよ。とにかく、彼女の幸せを願わなければいけない。彼女の記憶が戻ることを望まなければいけない。彼女の笑顔は僕の幸せでもあるから。それに、記憶が戻れば、もっといい関係にらってなれるはず。「よし、頑張ろう!」自分に言い聞かせるように僕はまちな街道を駆け出した。どうやら、職場でも僕は少し変わったように見えるらしい。生き生きしている、明るくなったとも言われる。別に普段通りしているつもりだが、どこからか活力が沸き出ている気がする。彼女の御陰かなあと思っていると、後輩の女の子からまた相談を持ち掛けられた。前にも相談を受けたことがある。恋愛についてだ。彼女の話によると、好きな人がいるが、どうしても自分に気付いてくれないという話だった。告白も考えたが、恥ずかしくてどうしてもできないと下動く。今までは男ってそういうモンだから、気長に待ってばいいとか言って話を濁してきたが、どうやらその彼に好きな人ができたかもしれないと、彼女が涙を溢し始めた。彼女はがんだい内気で大人しい性格だから、無理もない。しかし、これにはまいだ。実のところ、僕には恋愛経験が少ない。だから、取るべき手段も限られている。その彼が僕の知り合いならば腕作でも仲を取り持ってあるだが、「そんなことをしたら、私は死んでしまう。」と言って、相手が誰かも教えてくれない。むしろ、僕の知らない人間だと解釈するしかない。暫く無言で腕を組んでいたが、僕には珍しくある考えが浮かんだ。「そうだ。もうすぐクリスマスだろう。だから、手料理でも作って、彼を家に招待したらどうだ?二人きりって言っちゃうと、敬遠される可能性があるから、ホームパーティってことにするんだ。そこで告白する。どうだ?」彼女は暫くしっとしていたが、「もし来てくれなかったら、」と、蚊の泣くような声で、また答えを求めてきた。僕は確信もないくせに胸を張った。「きっと来てくれるさ。自信を持って!お前の自慢の手料理を台無しにするやつなんかいるもんか?」彼女の顔に笑顔が戻った。「はい、頑張ります!」と言って席を立ち、小走りに駆けて行った。「うん~」僕は大きく溜め息をつくと、無責任なことを言っちゃったかなあと、反省を始めた。しかし、強ち口からでまたせをつもりはない。なぜなら、僕自身病院にいる彼女にクリスマスイブに告白すると決めていたからだ。彼女は日に日に元気を取り戻している。記憶はまだ戻らないが、顔色はいい。いつだったがいつものように病院の庭を散歩しいたら、偶然彼女の手に触れたことがある。その時は二人とも飛び上がって驚いてしまったが、そのうち、時々手を差し伸べると、彼女の躊躇いも消えて手を繋ぐことも度々あった。彼女も僕に好意を寄せている。僕はそう確信していた。だから、彼女の記憶が戻ってももう怖くなんかない。むしろ、記憶が戻った時こそ、僕たちのゴールだと信じている。だから、彼女にクリスマスのことを話して、病院に外出許可をもらった。素敵なイブを過ごそうと約束したんだ。クリスマスはもうそこに迫っていた。
houn109 houn109 houn129 再次飘走~~~~~
工藤凉月 2007-11-8 22:52
今天只能更新到这里~~~~
最近比较忙~~~^_^
Track 08 : 人生最高の日…?
何日かして、ついにその日がした。この日は土曜日、仕事も午前中までだ。僕は職場を出ると、急いで家に戻り、身仕度を始めた。次に行くのは花屋だ。自分でもちょっと気障かなあと思った。迷わず赤い花を選んだ。たくさんのバラを彼女にプレゼントにしよう。僕は受けやし立っていた。花屋を出たところで、携帯が鳴った。病院からだった。僕は慌てて携帯を手に取った。「もしもし、何かあったのですか?もしや彼女の身に...へえ?」僕は病院に向かって一目差に駆け出した。説明によると、彼女の記憶が戻って、退院できることになったらしい。彼女の両親も来ていると告げられて、僕は無我夢中で走った。「おめでとう!」とにかく、それが言いたかった。こんなイブの日に、神様は洒落たこともしてくれる。本当によかった!今日は人生最高の日かもしれない。病室のドアを開けると、両親と抱き合って泣いている彼女の姿があった。彼女も僕に気付いて、満面の笑みで迎えてくれた。僕も感動で目を潤ませた。よかった、本当に。彼女から説明を受けていたのだろう。両親が僕の手を取り、何度も頭を下げて、感謝の言葉を繰り返した。「いや、ただ僕は娘さんの役に立ちたかっただけで...」そう言いかけて、僕は彼女の傍らに立つ男性の姿に目を奪われた。年格好は僕と同じくらい見える。弟ではなさそうだ。すると、お兄さんか?彼は僕を見てふかぶかと頭を下げた。それに気付いた彼女の両親は僕に彼を紹介した。「娘を婚約者です。」と。頭をハンマーで殴られたようなショックに僕は思わずあどずさった。よく聞けば、来月には結婚式をあげる予定だという。予測できたことだ。こうなることは彼女が恋人がいても、何の不思議でもない。まして結婚している可能性だったある。だからこそ、僕は彼女の記憶が戻ることを恐れた。その自分を叱責しながら、やっとここまで来れた。こうして病院に辿り着く本の数分前には彼女の全快を心で喜んでいた。でも、今の僕の心はひめんをあげている。情けないと分かっていながら、涙を流している。両親が僕の手に持つ花束に今更のように気付いた。僕は自分の心を押し隠すように懸命になった。「ああ、これは全快祝いです。本当によかった!おめでとう!」そう言って彼女に花束を渡すと、「本当にありがとう。」と言って、涙ながらに僕に抱きついてきた。この期に及んでその無邪気な行為が僕の心を揺り動かす。体を放すと、彼女の潤んだ目が僕に「ごめんね。」と言っていた。僕はかんねんした。そうなんだ。彼女は婚約者を愛している。それは鈍感な僕にも痛いほどよく分かる。彼女は目で僕に別れを告げた。彼女の両親に向き直って、一つだけ疑問をぶつけた。「何故すぐ来れなかったんです?」と、説明によると、両親は海外旅行の真っ最中で、帰国してから、娘の行方が知れないことに気づき、捜索目外を出すと言う。婚約者の方も長期出張中でこの事故に気付かなかったと。仕方のない親だ。それに、この婚約者は間抜けかもしれない。この間、メールもなかったかなあ。少しは心配しろうよ。彼女のことが気にならないほどに仕事が忙しいって言うのか。僕が文句の一つも言ってやりたかったが、ぐっと耐えて彼女の退院を見送ることにした。車の中から何度も僕に頭を下げる彼女と両親。両親はこの俺は改めてさせていただきますと言っていた。婚約者と言えば、もう僕に見向きもしない。知らない間に無視でもついたくらいに思っているだろう。僕は車の影が見えなくなるまで彼女を見送った。
工藤凉月 2007-11-9 19:59
今天终于更新完毕啦~~~~喜欢的大人都收走吧~~~~
至于下一部什么时候出,以后再说吧~~~~
可能会先听别的~~~~^_^
Track 09 : 彼女からのメール
視界から完全に車が消えて、僕は病院の庭のベンチに腰を下ろした。この庭には彼女との思い出がいっぱい詰まっている。僕はふーと笑いを溢した。そさ、いつだって僕はこういう役割なんだ。今に始まったことじゃない。僕にはこうやって生きていくのがお似合いなのさ。そう思ったら泣けてきた。泣き笑いというか自分でも妙に可笑しい笑い方だった。自分が惨めで仕方なかった。すると、携帯の着信音が鳴った。開いて見ると、彼女のメールだった。僕は恐る恐るそれに目を通した。やや長めの文章だった。「本当は手紙を書こうと思ったんだけど、早く伝いたくてメールにしました。記憶が戻ったばかりで頭が混乱をしていたから、きちんと礼も入れずに退院しちゃってごめんなさい。私の力になってくれてありがとう。あなたに助けられたからこそ今日の私があります。病院にいる間ずっとあなたが支えてくれた。何も思い出せなくて、苦しみもしたけど、あなたと過ごした時間は掛け替えのないものだったし、今となっては楽しい思い出です。来月は結婚するけど、あなたのことは一生忘れません。本当にありがとう。そして、あなたの気持ちに答えられなくて本当にごめんなさい。」見にいたままの携帯の上に涙が落ち、顔面を濡らした。堪えきれずに嗚咽を漏らした。人目も憚らずに声を上げて泣いた。生まれて初めてこんなに泣いた。それほど僕は彼女が好きだった。病院にいる間彼女が僕を必要としていたわけじゃない。僕が彼女を必要としていたのだ。それが分かって、涙が止まらなかった。あれから暫く僕は病院の中庭にいた。何をするでもなく、ただ呆然とベンチに座っていた。辺りが暗くなり始めて、僕は漸くそこを離れた。
Track 10 : クリスマスイブ
ふらふらと目をにい取られた町がいた。街頭にはジングルベルが溢れ、今夜はクリスマスイブであることを宣伝しまくでいる。思い出したように予約した店にキャンセールを入れた。彼女と行くはずだった店に。一人に食事をするなんか到底なる気にもなれない。暫く町をうるづいた後、気付くと職場のビルの前に立っていた。ほかに行くところがないのか、俺は。いつもの習慣でここで来てしまうことに我ながらきれたが、ふと、ビルの窓に灯りが点ったことに気付き、おやっと思った。今日は皆午後には帰ったはず。しかも、イブの夜に誰かが残っているはずもない。さては電気が消し忘れか?やれやれ、またあしでも僕はこんな役も割かと、諦めつつビルの階段を上った。ドアを開けると、そこに後輩の彼女がいて、ちょっと面食らった。「あれ、どうしたの?何で事務所にいるの?」僕の声に飛び上がる彼女はそのまま下を向いてしまった。僕はあることに思い立った。ホームパーティーで彼に呼んだじゃなかったかなあ。さては...「彼来なかったのか?」彼女は俯いたまま「声をかけられなかったんです。」と答えた。「馬鹿だなあ。それじゃなんの意味もないだろう。料理は作ったのか?」彼女は黙ってこくりと頷いた。「じゃ、友達と呼めばよかったのに。料理が台無しだろう。それもそうだけど、何で一人でここにいるの?」彼女の手の甲にぽつりと涙が落ちた。「声もかけられずに今日になっちゃって、それでは料理だけを作って、どうしようか迷っていたら、もう夜になっちゃって、友達に電話したら予約を入っていて、一人で家にいたら痛まれなくなって、気付いたらここにいた。」と。僕と同じだなあ。と思ったら笑いが込み上がってきた。くすくす笑いできたら、彼女は真っ赤な顔をして、「ひどいです。笑わないでください!」と怒った。「ははは、ごめんごめん、つい...」「先輩の方こそどうしてここに?」と、今度は彼女が聞いた。「いや、はは、俺ふられちゃったんだ。」自分でもびっくりした。こんな素直な自分には覚えがない。あの彼女に分かれて告げられたイブの夜の寂しさが僕も変えたのか?行き着いた職場に人がいたことで孤独から解放気にされたのか?いずれにしても、目の前で俯いている彼女に対する責任は多少なりと僕にはある。彼女にアドバイスしたのは僕だから。「よかったら、ふられた者同士一緒に飯を食うか?せっかくの手料理もったいないもんな。」すると、彼女は顔を上げ、「ええ?」と驚いたような声を揚げた。僕は少し慌てた。「いや、別に無意にとは言わないが、イブの相手が俺じゃ嫌だったかなあ。」そう言うと、彼女は「そんなことないです。ぜひお願いします。」と頭を下げた。僕たちは職場の戸締まりをして、外に出た。
Track 11 : epilorue01
外にはいつの間にか雨が降っていた。職場にいた僅か三十分足らずのうちに降り出したらしい。「あいにく天気になったが、まるで俺たちの涙みたいだ。」冗談のつもりだったが、彼女は無言だった。ちょっとしくじだなあ思いつつ、職場に傘が一本しかなかったから、会々傘で並んで歩いた。彼女の家は歩いてもそう遠くない所にあった。実のところ、女の子の部屋に上がるのは初めてだったかなあ。少し緊張した。彼女の「どうぞ。」と言われれ靴を脱いだら、まず驚いた光景に目に入った。テーブル並べられた料理の数々すごい量だ。真ん中には大きなクリスマスケーキがある。豪華としか言えもない。「これ全部一人で作ったの?」彼女は「はい。」と言って、僕をテーブルに着かせてから台所に立った。女の子の部屋をジロジロ見回すじゃないんだけれど、クリスマススリーだけじゃなく、部屋中がクリスマス一色に飾れられていることに目を見張った。これだけでも相当大変だろうに。そう思っていると、シャンパンが運ばれてきた。前もって用意された二つのグラスに注がれる。何だか悪い気がしてきた。「ごめんなあ、相手が俺で。」シャンパンが片手にそう言うと、彼女が首を振って、「違うんです。」と言った。「ええ?」という顔で彼女を見たら、顔を赤らめていつもの蚊ぼそえ声で言った。「やっと来てくれた。」「ええ?」僕はあまり驚きに思わず声を上げてしまった。「じゃ、その彼って実は...」彼女は恥ずかしそうに僕を見て「はい」と答えた。僕は開いた口がふさがらなかった。思いも寄らないクリスマスの出来事に。そして、あまりにも鈍感の自分に言葉を失った。ふいに不思議工房のことを思い出して、慌ててポケットを触った。封筒を探り揚げると、急いで封を切った。「請求書」と書かれたその紙には次のように書かれてあった。「あなたの幸せをお届けします。身近にいるあなたを大切な思う人をあなたも大切にしなさい。これを表外に報酬として、ご請求申し上げます。――ふしぎ工房。」ふと目を上げると、彼女の姿がなかった。「見てください」という声が横から聞こえた。彼女は窓を開けて、空を見上げていた。僕も並んで見上げると、空からキラキラ輝く天使の羽が舞よりてきた。いつの間にか雨は雪に変わっていた。「おあいとクリスマス。」僕はそう呟くと、彼女は嬉しそうに僕の手にグラスを乗らせた。「Merry Christmas!」彼女はそう言ってグラスをカチンと鳴らせた。僕をずっと待ち続けた天使がそこにいた。
それから暫くして僕は何度もふしぎ工房を探してみたが、残念ながら二度とあの看板を見つけなかった。