貴女がワタシに還るとき
ドアを開ける音ではっとした。
どうやって帰り着いたのか、気づけば自室の前にいた。
電気も点けず、フラフラとベッドへ倒れ込む。
確かに何かがあったのに、霧がかかっているように上手く思い出せない。
心地よさだけが、胸に溢れている。
とても大事なことだった気がして、夢の裾を掴みたくて、瞼をとじる。
暗闇に輝く一筋の銀糸。
そう。誰かがいた。
美しい銀髪だった。
そして頭には黒い……。
彼の瞳を思い出した瞬間身体が跳ねた。
唇に、口内に、喉に、あのときの感覚が呼び起こされる。
同時に、左手に何か握り込んでいると気がついた。
不思議な模様の鈴だった。
「君が望めばまたここに辿り着けるよ。俺はいつでも、このアトリエにいるから」
鈴は綺麗な音色をひとつ奏でた。
原作・シナリオ:五島美雨(ごとうみう)
キャラクターデザイン・イラスト:えまる・じょん
出演:平井達矢(ひらいたつや)
全編ダミーヘッドマイク使用
「それならこの胸に印を付けてあげよう。体の奥から熱くなる*喵喵喵*の印だ」
【あらすじ】
失敗や不運が重なり落ち込んでいた貴女は、気分転換のためカフェに寄ろうといつもの扉を開けた――はずだった。
しかし出迎えたのは黒い角を持つ男で、ここは彼のアトリエだという。
彼が人ではないとわかっても、その力強い眼差しに惹かれてしまった。
優しい口づけは全身を甘い快楽〈エナジー〉で満たしていく。
特別な人形の完成には、あと一つ。
抑えきれない*喵喵喵*に戸惑う貴女の胸には、彼が指で描いた聖杯の紋様が浮かんでいた。
【キャラ設定】
名前:エンキドゥ(Enkidu) CV:平井達矢(ひらいたつや)
年齢:不詳
身長:179cm
体重:72kg
風貌:銀髪、二本の黒い角を持つ。
人形師。自身のアトリエを持ち、素材の調達から組み立てまですべてを行う。凝り(xing)なため時には服も作ってしまう。
物腰柔らかで生真面目。三きょうだいの長兄。 ***
下载/download/otomedream/ダウンロード*** が一人いる。
最高の人形を作るために模索を続けているが、自分には飛び抜けた才能はないと思っている。
クローゼットにしまっている“特別な一体”は、まだ完成していない。
全編ダミーヘッドマイク(※)で収録。
耳からの濃密ボイスはヘッドフォン推奨です。
静かな場所でおひとりでご堪能ください。
スペシャルミニドラマCD「遼遠の結び」
会合に行く前に英気を養いたいと貴女の身体を弄ぶエンキドゥ。
***
下载/download/otomedream/ダウンロード*** 紋を内側から施され激しい火照りに縋りつくが放置されてしまう。
遠隔で*喵喵喵*は続くが貴女の手足は拘束されていて。